米国株をやっているとVTだとかQQQというコードのようなものが出てきます。
これは『ティッカーシンボル』または『ティッカーコード』と言われるものです。
ティッカーシンボルとは、ETFや社名を省略したコードにしたものです。
今回この記事ではティッカーシンボルについて解説しました。
米国株初心者の方はぜひ一読ください。
ティッカーシンボルを使うといろいろと楽ちん
なぜ正式な名前があるのにわざわざティッカーシンボルなんかを使っているかというと、名前が長いからです。
例えばヴァンガード社が出している超有名ETF『ヴァンガード・トータル・ワールド・ストック ETF』は、名前が長すぎて、覚えるのも大変だ話するときに面倒ですよね。
なので『ヴァンガード』と『トータル』のイニシャルだけ取って、ティッカーシンボル『VT』としています。
ETFだけでなく、上場している一企業にそれぞれティッカーシンボルが付いています。
例えばアップル社のティッカーシンボルは『AAPL』。
パット見でアップルっぽいって分かりますね!
ルールとして、アルファベット1~4文字となっています。
イニシャルや語呂合わせっぽいものだったり、いろいろ分かりやすく工夫されています。
面白いものだと、
・3M社のティッカーシンボルは『MMM』
・フェラーリ社のティッカーシンボルは『RACE』
まさに『シンボル』って感じがします。
日本の証券コードとは違うの?
日本の上場企業は証券コードが割り振られています。
例えばトヨタなら『7203』、sonyなら『6758』です。
業種によって最初の1文字(または2文字)が決定されます。
・食品なら2000番台
・機械・電機なら6000番台
・自動車・輸送用機器なら7000番台
投資機会が頻繁にある銘柄なら、徐々に証券コードも覚えていくと思います。
しかし、証券コードの下2~3桁の数字には特に意味がないので、基本的に覚えにくい構造をしています。
知らない企業でも証券コードの頭の数字を見れば、業種だけは分かる利点があります。
一方、米国株のティッカーシンボルは最小の文字で社名がイメージしやすいように作ってあります。
個人的にはティッカーシンボルの方が明快でスマートでユニークだと思うのですが、なぜ日本は数字にしてしまったのでしょうか…。
覚えておきたいティッカーシンボル
以下は「これだけは覚えておけ!」というティッカーシンボルです。
主要なティッカーシンボル
VT
ヴァンガード・トータル・ワールド・ストックETF
全世界株式に投資できます。
VTI
ヴァンガード・トータル・ストック・マーケットETF
VTが全世界株式に投資するのに対して、VTIは米国株全体に投資ができるETFです。
VOO
ヴァンガード S&P500 ETF
S&P500指数に連動するETFです。
VTIはアメリカ全銘柄、VOOはアメリカを代表する500銘柄、です。
VWO
ヴァンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF
全世界の新興国株に投資ができるETFです。
中国株を中心として台湾、インド、ブラジル、南アフリカ、などが投資対象です。
VYM
ヴァンガード・米国高配当株式ETF
高配当投資ならこれ!米国高配当利回りの株に投資できます。
QQQ
インベスコ QQQ 信託シリーズ1
ハイテク株と言われる企業が多く上場しているNASDAQ指数連動型のETFです。
GOOG AAPL FB AMZN MSFT
GAFAMのティッカーシンボルぐらいは簡単に覚えられます。
GOOG:Googleの親会社ALPHABET社
AAPL:みんな大好きアップル社
FB:Facebook社
AMZN:Amazon社
MSFT:Microsoft社