感染症による影響で世界的な金融相場が始まっています。
金融相場はいつまで続くのか?金利を下げる余地がなくなったら金融相場は終わるのか?
じっちゃまがこれらについて解説しています。
アメリカの政策金利(FF:フェデラルファンド)レート
アメリカの政策金利はFF(フェデラルファンド)レートと呼ばれるものです。
感染症が欧米に広がった3月、アメリカはFFを0~0.25%まで下げました。
これは技術的に取り得る最低金利です。
0~0.25%と幅があるのは、FFレートをこのレンジに抑え込むのが難しいため。
FFレートが5%とか超えてくると、幅を持たせなくても維持できます。
既にゼロ金利だが金融相場はどうなるのか?
政策金利は既にゼロになっており、これ以上下げる余地はありません。
この場合でも金融相場を続けることは可能です。
金融相場を続けるためにやること
- 長期にわたってゼロ金利を続ける
- 米国債券、住宅抵当証券、社債、を買い入れる
ゼロ金利を継続している間は金融相場です。
更に、金融緩和が不十分であるならば、債券などを購入する『量的緩和(QE:Quantitative easing)』も継続実施することが可能です。
つまり金融相場というのは、政策金利の水準だけをさしていうのではなく、QEも含めたイールドカーブのマネージメント(長期金利をどういう風に誘導していくか)を金融相場といっています。
そしてこの金融相場は数年間続く見込みです。