多くの投資家が重要視するチャートパターンが『カップウィズハンドル(カップアンドハンドル)』です。
『Cup with Handle』つまり、カップと取っ手の形をしたチャートパターンのことです。
カップウィズハンドルのチャートパターンを形成後は、上昇する確率が非常に高いです。
という事実があり、カップウィズハンドル形成後は機関投資家の買いが殺到し、やっぱり上昇しやすくなります。
「みんなが注目しているから当たりやすい」
「当たりやすいからみんなが注目する」
卵が先か鶏が先かみたいな話ですね。
とにかくカップウィズハンドルは重要度が高いということが言いたいわけです!
Contents
カップウィズハンドルの形成
カップウィズハンドル形成にはいくつか条件があります。
条件に当てはまる項目が多いほど、カップウィズハンドル形成後に上昇する確率が高くなります。
なぜ理想的なチャートを描くと上昇しやすくなるのか?
それはそのチャートパターンがカップウィズハンドルだと判断する人の数(アルゴリズムの数)が増えるためです。
カップ部の形成
カップ部はボウルのように丸い底になっている必要があります。
カップの縁の部分は、理想的には同じ高さですが、必ずしもあてはまるわけではありません。
多少右側が低い場合が多いです。
ハンドル部の形成
カップの右縁を形成後、押し目が入りハンドルを形成します。
カップ部の縁と底の高さ(Max-Min差)の1/3以内の押し目の場合、よりカップウィズハンドル後の上昇が起こりやすくなります。
ハンドル部形成時はボリューム(取引高)が下がる傾向にあります。
カップウィズハンドル形成に掛かる時間
カップ部形成には1~6か月、ハンドル部形成には1か月以内であれば、その後上昇する確率が高くなります。
カップウィズハンドル形成後の買いポイント
買いポイントは、カップの右縁を上抜けるタイミングです。
カップの右縁はレジスタンス(上値抵抗線)になっているため、右縁を超えてからエントリーするのがセオリーです。
カップウィズハンドルの出口戦略
利確のタイミングは、もう一つ同じカップ分上昇したタイミングです。
つまり、カップの右縁から、右縁と底の高さ(Max-Min差)分だけ上昇した価格です。
これは絶対ではなく一つの目安としてください。
テクニカル分析は少なく正しい指標で
テクニカル分析はその性質上、多数決で決まっていきます。
多くの人と同じ指標、同じチャートで分析することで、正解率を上げることができます。
逆に言うと、あれやこれやインジケーターを持ち出して分析すると、行動がどんどんマイノリティになってしまって、正解率が下がってしまいます。
多くの投資家が使っているカップウィズハンドル、多くの投資家が使っている20、50、200日移動平均、これだけを使ってください。
そうすれば勝率が上がります。
ではまた!