タバコ部屋でのコミュニケーションも大切だし、飲み会行ったら吸いたくなるし
辞める実体験を読んで禁煙を考えたい。
こんにちは。
僕は以前喫煙者でした。
2018年の4月1日に禁煙を始めて、この記事執筆時点で698日禁煙達成ということになります。
過去に禁煙失敗を繰り返し、ようやく2年弱辞め続けることができています。
とはいえ、いつまた再開するか分からないので「完全に禁煙成功した!」とは大手を振って言えないなーと思っています。
3年=1096日で禁煙達成だと思っているのであと1年強、気を抜かずにいきたいところです。
そんな僕の体験談と、その後の感想、コツなどを解説します。
一人でも喫煙者が減り健康な体作りができることを願っています。
Contents
喫煙歴と現在までの経過
喫煙始めから禁煙までの経過を時系列で記しました。
その時々の気持ちなども交えて書いています。
喫煙を始める
18歳で大学に進学後、一人暮らしをする中で喫煙を始めました。
このとき手を出さなければ・・・と思わなくもないですが、「いつかどこかで吸ってみたい」という欲があったと記憶しています。
というのも、祖父、父ともにそれなりにヘビースモーカーだったため、家のリビングは常にタバコの臭い、灰皿が置いてある、そんな家でした。
タバコの臭いに対してそれほど違和感や嫌悪感が無い環境で育ちました。
身内が吸っていると、「大人になったら吸うもんだ」ということが当たり前に感じていました。
喫煙し始めてしまうのは、必然だったような気がします。
禁煙1回目4.5カ月で挫折
喫煙し始め、大学生活に慣れる中で徐々に喫煙仲間が集うようになります。
こうなると「周りも吸っているし自分も当たり前に吸う」ということで、全く禁煙なんて考えないもんです。
ところが僕は貧乏大学生でした。
極貧というわけではなかったですが、ずっと金欠状態でした。
タバコは金が掛かる・・・当時はまだマルボロが300円ぐらいだったように記憶していますが、貧乏大学生にとってはお金が掛かる嗜好品でしたね。
金欠状態に加えて、当時付き合っていた彼女から「タバコが臭い」言われ、禁煙を決意することになりました。
結局そのときの禁煙は4.5か月もちました。意外と長かったです。
禁煙初期のころの感情は忘れてしまいましたが、挫折についてはなんとなく覚えています。
当時の彼女は禁煙したことを褒めもせず、禁煙して当然という態度にいら立ち禁煙を辞めてしまいました。
なんという身勝手な自分^^;
禁煙はそもそも人のためにすると、その人との関わりや態度によって意思が変化してしまうので、人のために禁煙せず自分のために禁煙しよう!
吸い続ける日々
時は流れ、社会人(サラリーマン)になりました。
社会人なり立てのとき、配属先で同期10人ほど集められ色々説明を受けて休憩時間になりました。
タバコ吸う人ーと声をあげたんですが・・・同期誰も吸わない・・・
社会人の喫煙率の低さに驚きました。
当時調べた資料(10年ぐらい前)では、新社会人の喫煙率が12%程度と書いてあって、妙に納得したのを覚えています。
大学では30~40%ぐらいは愛煙家だった気がするのですが、そういう友人が多かったというだけだったのかも?
禁煙2回目2週間で挫折
サラリーマンのストレスは思いのほか大きく、とても禁煙という気持ちにはなれませんでしたね・・・。
何年も働いていると喫煙仲間ができ、そこから仕事の話もしやすくなったりと、徐々にタバコから逃げられなくなる土壌ができてきます。
そんなある日、よく一緒にタバコをたしなんでいた友人の一人が「禁煙する」と言い出したんです。
その友人は今では現時点で4,5年禁煙しているはずです。
なんとなくタバコによって喉が痛くなったり咳が出たり痰が絡んだりという症状に悩まされていた僕は、周りの雰囲気に流され禁煙を始めました。
最初の1,2日は結構平気なんです。
「あータバコうまそうだなー」という感じ。
問題は3日目~1週間程度、ここが一番辛い時期です。
タバコのことしか考えられない、他のことに集中できないような状態、いわゆる禁断症状がすさまじいです。
とはいえ、友人の禁煙も相まってモチベーションが高かった僕は、なんとか1週間をやり過ごし2週間耐えました。
2週間後の感想としては「全然楽にならねぇ・・・」
1週間目よりは多少マシになったとはいえ、2週間時点でもタバコのことを考える時間が長く、その度に苦痛を味わうことになりました。
その頃、仕事の負荷が大きくなってきたこともあり、仕事への支障も出始めていたので、辛い辛い禁煙生活は2週間で終了となりました。
電子タバコの台頭
あるとき出張で空港に行った際、空港の喫煙所で何やら変なものを加えている紳士を見かけました。
当時は知りませんでしたが、iQOSでした。
なんだろうと思って調べてみると・・・!タールがほとんど出ない電子タバコと言われているではありませんか!!
タールが無ければ健康不安ないじゃん!と短絡的に考え、健康不安があった僕はすぐにiQOSに飛び移りました。
と言っても、始めは買うのにめちゃくちゃ苦労しました。
仕事終わって深夜コンビニに何件も足を運んで、何週間か掛けて入手した記憶があります。
ようやく入手し色んなフレーバーを買ってみましたね。
比較的早めに入手できた方だと思います。
会社で吸っていると変な目で見られましたが徐々に広がって今や当たり前になりましたね。
環境の変化に乗じて禁煙を開始
iQOSを吸い始めて徐々に喉の痛みや痰の絡みが解消されていったのを記憶しています。
実際に電子タバコが普通のタバコに比べて有害なのか害が少ないのか、今なお議論中で結論はまだ出ていません。
発がん性うんぬんは分かりませんが、喉への負担は明らかに減ったのは間違いないです。
さて、iQOSも電池が弱くなったりだとか色々あって2台目を購入したりしていた矢先、仕事で異動の話が出てきました。
ここで禁煙が頭をよぎります。
僕の場合、禁煙の一番のネックは「喫煙仲間との交流が無くなることによる寂しさ」だと思っていました。
この「寂しさ」が厄介者なんです。
メンタリストDaiGoさんによると、タバコを吸いたくなるときは「悲しみを感じたとき(≒寂しさ)」がNo.1らしいです。
「喫煙仲間との交流が無くなる」=「寂しい・悲しい」=「吸いたくなる」という状態が作られてしまいます。
つまり、異動があればどっちにしても喫煙仲間との交流は無くなりますね。
異動で離れるわけで、禁煙して離れるわけではないので、「寂しさ」は薄かったように思います。
環境が変わるついでに禁煙しようという気が徐々に大きくなってきました。
禁煙1カ月目
4月1日から新天地ということもあり、3/31でタバコを辞めることにしました。
2018年4月1日から禁煙を始め、本記事執筆時点で計算したら698日目でした。
禁煙1、2日目は過去の経験上あまり辛くなく、ニコチンが完全に抜け切る3日目以降が辛い時期ということで覚悟していました。
3日目からやはりひどい禁断症状が現れてきました。
特に今回ひどかったのは眠気です。
寝ても寝ても眠くて、毎日10時間以上寝ていた気がします。
ところが新しい仕事が始まり徐々に忙しくなると寝てる暇も無く、仕事も疲れ、ソファーでぐったりしたまま寝落ち、なんてこともしてしまいました。
結果、風邪を引いて寝込む事態に・・・。
それでも喫煙仲間のいない新天地だからか、辛いなりに1か月我慢し続けることができました。
禁煙2カ月目~6カ月目
禁煙で辛いのは3の付くとき、「3日目」「3週間目」「3カ月目」と言われます。
3日目は確かに辛かったです。
3週間目が次に辛かったかというとそうでもなくずっと辛いまま1カ月が過ぎました。
次は「3カ月目」かと思っていましたが・・・2カ月目も辛かったです。
逆に3カ月目は2カ月目ほどではなく、徐々に慣れてくる感覚がありました。
とはいえ、飲み会などに行くとどうしても吸いたくなってしまい辛いので、飲み会はなるべく断るようにしたり工夫していました。
3カ月過ぎる頃から、ようやく「タバコを吸いたくてたまらない」から「タバコを吸いたい気がする」へ昇格できた気がします。
半年が過ぎる頃、「タバコ吸いたいけど吸わなくてもいい」という感覚にまでなりました。
禁煙6カ月~2年目
半年を過ぎる頃からは、たまに「吸いたい」感情が現れては消え、という感じです。
「我慢」をしなくても数秒で欲が消える状態です。
でも一度だけ発作みたいなのがありました。
先日、少し心を痛めてサラリーマンを辞めて独立することを決意したのですが、そのことで家庭内で言い争いやら色々とありまして、とても孤独を感じる機会がありました。
数時間、数日のやりあいならいざ知らず、1,2カ月続いたので気持ちが萎えました。
ここでも「寂しさ≒悲しさ」が悪さをします。
孤独を感じ寂しいと思うと、なんと強烈にタバコを吸いたくなってしまいます。
禁煙から1年半過ぎていたので、「今辞めたら台無しだ」「もう一回あの1カ月目を乗り越えるのは嫌だ」という思いでなんとか踏みとどまりました。
雨上がり決死隊の宮迫さんも、色々あって、「辞めてたタバコ再開しちゃいました」ってYouTubeで言ってましたね。
お気持ちお察しします・・・。
禁煙方法
ここでは僕が考える禁煙方法を紹介します。
禁煙セラピー
この本、2回買ってます(笑)
1回目は大学生で4.5カ月禁煙したときです。
2回目は今現在進行中の禁煙です。
僕自身は読まなかったら禁煙できなかったと思います。
「禁煙セラピー」ほかの方も結構いいと感じているみたいですよ。
一読の意味はあります。
ツイートを拝借。
最初は新鮮で変な優越感あって始めたことやけどこの年で禁煙外来行くのが恥ずかしい
でも自分を変えるためにも禁煙頑張ろうと思います
禁煙セラピーも読みました
本読むの苦手なんで漫画版ですけどね笑
でも結局僕にはタバコは必要無いですね
アレルギーかわからんけど鼻もつまるし肌もすごく荒れる— ハッセのいつかはパンチライン (@hasse162534) February 20, 2020
草
教養やと思って
アレン・カーの「禁煙セラピー」って本を読んでみなよ
読みながら吸っていいから優しいで— たこなす (@tkp01_a) February 26, 2020
禁煙セラピーの漫画本も出ているみたいですね。
禁煙アプリ+SNS
モチベーション維持のための一つとして「禁煙アプリ」いいですね。
僕も最初は使っていましたが、面倒になって見なくなりました(笑)
Twitterなどで禁煙アプリの進捗を共有すると更にモチベーションアップになるかも!
禁煙継続中!
・禁煙時間:36日05:24:28
・禁煙できた本数:1,086本
・節約できた金額:26,064円
・延びた寿命:4日3時間33分#禁煙ウォッチ https://t.co/ngf8JFCnFMおはようございます(^○^)
部屋掃除して100円ライター
見つけたら、一瞬吸いたくなったけど堪えたよ(°▽°)— パタ ippechan⭐︎( ̄^ ̄)ゞ (@ippechan1) February 26, 2020
禁煙外来(圧倒的にオススメ)
禁煙外来を利用していない僕が言うのもなんですが、完全にオススメです。
なぜオススメかというと、禁煙って結構孤独なんです。
僕は孤独を感じながら禁煙していました。
喫煙しない人からすれば、どれだけ辛いか分からないし、喫煙者からは「禁煙なんてするな」と言われるし、一人で頑張らないといけません。
ところが禁煙外来だと医者が応援してくれます。
医者だけではありません。看護師さん、薬剤師さんも声掛けしてくれます。
というのも、ある日風邪で病院にかかった際、ちょうど禁煙外来で外国人の方が受診していました。
看護師さんから「最近どうですか?辛くないですか?頑張りましょう」、薬剤師さんから「順調ですね。もう少しなので頑張りましょう」などの声を掛けられていました。
僕も禁煙真っただ中だったので、心底羨ましいなと思いました。
孤独を感じると寂しさから吸いたくなってしまうので、応援してくれる人がいるということはとても大切なことです。
薬で禁断症状が和らぐのと同時に孤独も解消される、これは禁煙成功できそうだなーと感じました。
なので、僕は禁煙外来行っていないですが、100%オススメします。
禁煙パッチや禁煙パイポ的なグッズ
使ったことが無いので正直効果はよくわかりません。
でも禁煙って身体的な苦痛より精神的な苦痛の方が大きいので、これだけで禁煙できる!という考えはしない方がいい気がします。
サブアイテム的なポジションで捉えた方がいいのかと。
禁煙をして感じたメリットとデメリット
ここからは僕が実際に禁煙して感じたメリットとデメリットを紹介します。
禁煙のデメリット
デメリットを始めに述べておきます。
・喫煙仲間が寂しがる
・時間のつぶし方に迷う
・禁断症状、眠気に耐える期間が辛い
・「タバコの味を知りながら吸えない」と時折考える
・太る
喫煙しないだけで疎遠になる仲間は、その程度の繋がりだったと思うことにしています。
「太る」に関しては68kg→71kgに増えました。
理由は、「禁煙するから大好きなお菓子はなるべく我慢しない」という戦略を取ったからです。
5kg増までは自分で許容しました。
そして禁煙6カ月目ぐらいの心が安定してきたころから徐々に体重を落として68kgまで戻しました。
この戦略オススメですよ!!タバコもお菓子も我慢なんてできない!!
禁煙デメリットはそんなに無いですよ。
色々理由付けてしまいがちですが、辞めてしまえばこんなもんかと思いますよ。
禁煙のメリット
言わずもがなですが、以下に記します。
・タバコ代が浮く
・喉、咳、痰が出なくなる
・タバコを吸う面倒臭さがなくなる
・タバコ吸う時間が節約できる
・タバコを吸えない場所でイライラしない
・家族が臭い思いをしなくて済む
・なんとなく健康不安が軽減する
メリットが大きいかと言われれば、それほど大きくない点が禁煙の足かせとなっている気がします。
ちなみに、飯が旨く感じると言いますが、僕の場合は禁煙前後で特に変わらず、いつも旨く感じています。
妻よいつもありがとう。
再度喫煙者に戻らないために
禁煙がそれなりの期間できてきたとして、その後の僕の取っている対策を記しておこうと思います。
その1本が命取りに
まず、僕は意思が強い方ではないので、禁煙時点でルールを設けました。
「1本たりとも吸わない」これだけ。
1本だけならーと思って口にしたら最後、味を思い出して喫煙者の道へ逆戻りになることは、自分の性格上容易に想像できるので、一瞬たりとも口にしない所存。
お酒の席を暫く断つ
禁煙開始直後は、タバコを吸っている人を見ることや、タバコの臭いをかぐこと、これらがとても辛いです。
できればそういう場所は最初から避けるよう行動することをオススメします。
得てして喫煙者は禁煙したての者に対してタバコを勧めてくるんでね^^;
僕も昔、逆の立場でタバコを勧めてしまいました。ごめんなさいm(__)m
タバコ以外の我慢をなるべく減らす
人は同時に複数の我慢には耐えられないようにできています。
仕事のストレスなどはある程度しょうがないのかもしれませんが、それ以外、特に食べ物については半年ほど規制を設けずにやってはどうでしょうか?
僕は間食でチョコやポテチを食べることが好きで、禁煙開始から半年は制限なしで食べていました。
おかげで3kg太りましたが、禁煙のストレスが軽減してから食の摂生を行って元に戻したので、我ながら良い戦略だったなと思いました。
メンタルを安定化させる
「悲しみ」を感じると喫煙したくなるらしいです。
これはメンタリストDaiGoさんの動画で解説されていますので一度視聴をオススメします。
「悲しみ」を感じると吸いたくなるので、しばらくは感動ものの映画を見たりしないようメンタルコントロールすることが必要です。
【まとめ】禁煙を成功させるために
禁煙を成功させるために僕の実体験を全て書き記しました。
あんまり楽観的に禁煙始めても挫折してしまうかもしれないので、リアルな実体験を心掛けました。
・禁煙外来が圧倒的にオススメ
・禁煙は根性論ではないことを理解する
・悲しみを感じないように気を付ける
可能なら禁煙外来にいきましょう。
また、ニコチン依存症は病気みたいなものなので、気合で辞めるという「自分の意思」に頼った禁煙は成功率が低いです。
正しい知識を得ることで確実に禁煙成功に近づくので、一緒にがんばりましょう!
ではまた!