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「ホワイト企業なのに辛い」は甘えではない、単にサラリーマンに向いていないだけ

ホワイト企業勤務の人
ホワイト企業勤務の人
ホワイト企業に勤めていて人間関係も良好、仕事もできないわけじゃないけど、毎日が辛い

 

こんにちは。

ホワイト企業に勤めているのに毎日仕事が辛く、うつ状態になることはありませんか?

僕は自他共に認めるホワイト企業に10年以上勤めていました。
10年以上勤める中で、楽だったと感じたことは一度もありませんでした。

勤めていた会社は、周りから見たら超ホワイト企業で、ずっと辛いと感じていた自分でさえも超ホワイト企業だと今も思っています。

こんなホワイト企業に勤めていました
・東証一部上場の大企業
・業績はずっと安定、今後も比較的需要の高そうな業態
・年間休日120日以上、完全週休二日制
・有休取得は推奨され、平均6~7割程度は実際に消化されている
・残業時間は10~30時間程度
・年収は年代別平均より高め
・福利厚生充実

そんなホワイト企業を、僕は辞めてしまいました。
「仕事の出来」としては、いわゆる「出来ないやつ」という評価ではありませんでした。
なぜ僕がそんなホワイト企業を辞めたのか、実体験と僕なりの考えをここに記します。

同じように、それなりの環境でそれなりに仕事を頑張っているけど「辛い」と感じている人が、ほんの僅かでも気が楽になったらこれ以上の喜びはないです。

ホワイト企業なのに辛い…この現実が周りに伝わらない

自分がいた企業は間違いなくホワイト企業の部類だった

働いていた会社は間違いなくホワイト企業と言われる部類でした。

業績は比較的安定していて、会社がすぐにつぶれるという心配もないし、
完全週休二日制、年末年始やお盆の休みも比較的長く、有休も取得しやすい雰囲気、
残業時間はめちゃくちゃ多いわけではない(たまには多かった)、
年収は高いし福利厚生は充実している方だと思いいます。

ホワイト企業とはいえ、仕事がゆるいわけではない

仕事の進捗は常に監視される環境でした。
会議の発言や電話の内容、チャットでのやりとりも記録されました。

人間の集まりですから、きつい性格の人も当たり前にいます。
声の大きさはどうしても発言力と比例します。

会社にはルールが多いです。
足並みを揃えないと不平不満がでるのである程度は仕方がないんですかね。
ルールが多いので無駄も多くなってしまいます。

また、仕事に興味が持てない人が多いです。
興味を持っている人は極一部でした。
多くの人は死んだ目をしていました。

内向型&HSPで、サラリーマンに向いていなかった

ぼくは仕事に対してはやや過剰なほど責任感を持っており、良くも悪くもマジメに仕事に取り組んでいたので、それなりのポジションで成果も出せていました。

周りの評判も特別悪いものではありません。

ところが僕は内向型でHSPという気質のため、平均的な仕事をできていても常に大きなストレスを抱えた状態で、そもそもサラリーマンのような集団での行動によって酷く消耗しやすい体質でした。

要所要所でのストレスは非常に強く、例えば上から威圧的にモノを言ってくるだとか、人の話を聞かないオラオラ系の人間には消耗させられました。

よく知る人ならすぐに言葉が掛けられますが、全く知らない人や顔見知り程度の人、電話で顔が見えない人と話すのが毎回苦痛で仕方がありませんでした。

報告会が年に数回あり、僕に限らずですが報告会では厳しい言葉を頂くことが多いので、報告会の1か月前ぐらいから毎日憂鬱な状態が続いたりと、非常に辛い毎日を送っていました。

・内向型とは、自分の感情や意思に関心があり、一人の時間を大切にする人
・HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略で、「ひといちばい敏感な人」

会社を辞めると言ったときの周りの反応

徐々に自律神経に異常をきたし、それでも仕事を続けてきましたが、そろそろ限界となってきたので会社を辞める決断をしました。

ところが周りは反対します。

・こんなホワイト企業、他にはない
・転職しても年収下がる
・他はもっとブラック
・別の部署に移れば?
・もう少し働きながら考えたら?

上記のようなことを言われました。
ごもっとも!なアドバイスだと思います。
返す言葉が見つからないので返しませんでした。

それでも僕がホワイト企業を辞めたワケ

内向型やHSPの気質がそうさせているのかわかりませんが、僕は仕事に対して手を抜けない性格をしています。
今の環境が嫌だと思っても、おそらくどこの部署でも辛い。
あと20年や30年も会社員を続けられない。あと数年も無理。絶望です。

インターネットがあれば何にせよ稼ぐ道はあるし生きていけるんじゃないか。
そんな思いが強くなりました。

ホワイト企業がどうの~ではなく、そもそもサラリーマンが苦手だった

同じ時間に出勤して同じものを着て、同じ給料を貰って同じように生きてく。
同調圧力が強く息苦しい思いでした。

さらに、

・コミュニケーションを活発化させるためにオフィスを自由席にしよう!
・コミュニケーションを深めるためにメールではなく対話しよう!
・コミュニケーションを円滑にするため歓送迎会を開催しよう!

これらいずれも僕の体に会いません。
ですが会社はコミュニケーションに重きを置き、仕事のマニュアル化、つまり業務を管理し効率よくすることを強化します。

サラリーマンでいることは会社の管理から逃れることはできません。
管理そのものも苦痛ですが、「管理されている」事実がプレッシャーとなり消耗してしまいます。

「サラリーマンでいる」ことに健康上のリスクが高いと判断しました。

「ホワイト企業でも辛くてやっていけない人」はどうしたらいいのか

会社を辞めてどうするか?
それは模索中です。
世間は「サラリーマンを辞めることは人にあらず」な雰囲気を出してきますが、決してそんなことはなく、サラリーマンではない生き方が多数あることを既に知っているはずです。

どうするかを考えていきます。

なんとかなるの精神で会社を辞めちゃう

僕はこれです。会社辞めちゃいました。

会社を辞めてなんとかなるのか?分かりません。
僕には責任が取れませんので、自分で決断するしかないです。

生活保護があるので死ぬことはないです。
生活保護をバカにして生きてきた人は、生活保護を受給することはプライドが許せないんですね。

お金が無くても子どもは学校にいけます。
勉強したければ大学に行かなくてもYouTubeで学習できます。

とはいえ、1年程度は生活するための蓄えはあった方がいいと思いますが、全く貯金がなくても、健康を害してしまっては元も子もないので、実家に頼るとか、身内に頼るとか、生活保護に頼るとか、何か手を考えましょう。

死ぬことはないです。
じゃあやればいいんです。
多額の借金さえしなければ何度でも再起可能です。
事業で一発あてればサラリーマン以上の豊かな暮らしができます。

ん?ということは、日本にいる限りノーリスクハイリターンですね!
と、割り切れればいいですが^^;

でも何かしら生きていける気がしているんですね。

例えばこのブログ(収入得るまで時間が掛かる)
例えばせどり  (簡単に始められるけど働き続ける必要がある)
例えば石焼き芋屋(初期投資少し掛かる)
例えばライター (給料が高くない)
例えばYouTuber(収入得るまで時間が掛かる)
例えばお店の経営(しょぼい起業で生きていく

と、なんとかなるとは思っていますが、妻はそうは思っていないです。

僕は妻と子どもがいるので、自分一人がなんとかなると思っていても妻は不安になってしまいます。
かなり心配させてしまっているのでなんとか頑張りたいです^^

やっていけそうな業態に転職する

もしやりたいことがあるなら、その業界に転職した方がいいです。

例え給料良くても自分のテリトリーではないところで働くと心労がたまり、健康コストに大きく響くと思います。
自分の好きなこと、できること、得意なことに転職できそうであればそうするべきです。

僕の場合はそもそもサラリーマンという働き方がそもそも苦手であるがゆえ、転職という手は取りませんでした。

今の上司から離れるとか、人間関係をリセットすればなんとかやる気を起こさせることができるという人なら、転職という選択肢が一番無難です!

なんといっても収入面、減るかもしれないけど無収入という不安は解消されるのでいいですね。
会社を辞めてしまった僕は収入の補償がないのでドキドキでやっています^^;

副業を始めてセミリタイアを狙う

副業って、今の生活を少し楽にする、だとか、老後の資金を蓄える、だとか、本業一本ではリスクが高いので分散する、という考え方が主流です。

しかしホワイト企業でも辛いと感じる人にとっては、副業を本業になるまで育てて、セミリタイヤで逃げ切る必要があります。

副業を始めて月数万というレベルではなく、がっつり稼げるレベルまで、となるとかなりの労力も必要となるかもしれません。

僕の場合は副業で何とかしようとずっと考えて行動していましたが、仕事をしていると帰ってもぐったり疲れているし、副業する元気が無いんですよね。
「定時帰りの徹底」「休日は家族を顧みず作業」これらができる人は「副業」で逃げ切る選択肢が出てきます。

副業ならまずブログとTwitterを始めましょう。

ブログとTwitterを駆使して「何かの副業」の発信を行いましょう。

生活できるレベルには稼げるまで1~2年は掛かるかもしれませんが、何もやらないよりは2億倍いいです。
まずは始める行動こそが重要です。
始めることで色いろ見えてくる部分もあり、経験は無駄にならないと思います。

資産形成してセミリタイアを狙う

僕は会社員が辛くて辞めたいと考え、最初投資に手を出しました。
FXが最も分かりやすかったので手を出しました。
今思えば投資ではなく投機です。そして爆死しました。
貯金ほぼ全ての100万円近くの損失を出してセミリタイアから遠ざかるという失態をしています。

一発逆転はリスクが高すぎます。

FXで稼げる人は極一部です。手を出さない方がいいでしょう。
がっつり1年間FXに集中して勝率6割で稼げるというレベル。
FXで億万長者とかずっとやっていられるという人はあまり多くないです。いるのは事実です。パチプロみたいなもん。プロですね。

お金と時間が潤沢にある人が最初負けながらも徐々に勝てるかも?という世界です。
簡単にFXで設けられるなら、証券会社のAIは為替の売買だけで成り立ってしまいますね。
そうではないことを考えると、勝ち続けるということは相当難しいということは認識しておく必要があります。

なので、FXなど信用取引は手を出さない方が無難です。

とは言え僕は今でもFXをやっています。
使い方は外貨預金です。手数料低いし売買楽なのでね。
超低リスクで続けています。

資産形成なら、10年、20年スパンでの長期投資でセミリタイヤが現実的です。

資産形成は米国株投資または全世界株式投資で、時間分散が基本です。小さいリスクでそれなりに大きなリターンを得るためのコスパがいい。

NISA/積立NISA/ジュニアNISAを絡めましょう。
我が家では、僕がNISA、妻が積立NISA、子どもたちジュニアNISAに投資しています。
ジュニアNISAは最終的に教育資金として使う予定です。

iDeco(確定拠出年金)も非課税投資枠で生きていくための知識として必要ですが、iDecoは60歳まで基本的に引き出せない年金の考え方です。
今は老後資金ではなくセミリタイアの話なのでiDecoの話は割愛します。

【まとめ】ホワイト企業なのに辛いと感じる人は結構いる

ホワイト企業でも我慢して働いている人はめちゃくちゃ多いです。
「労働は尊いもの」「平日は会社へ行くもの」「苦労して稼いだお金に価値がある」みんな当たり前だと思って続けているんです。

でも今、僕と同じようにホワイト企業でも耐えられないような苦痛にあえぐ人がいたら、何か行動を起こしてほしいです。

すぐに会社を辞めろとは言いませんが、何かを始めなければ何も変わらない、延々と命を削って働かなければなりません。
何かを得るために、行動しませんか?

ではまた!