マイナポイントなるものを作るらしい!
あっちもポイント、こっちもポイントでややこしい…
『マイナポイント』をどれほどご存知でしょうか?
マイナポイントとは総務省がやる消費活性化事業の一つです。
ネーミングがややこしいので分かりにくくなっているんですよね…。
【間違い】
マイナポイントというポイントができる
▶マイナポイントをもらえる
【正しくは】
マイナポイントという制度ができる
▶楽天ポイントやdポイントなどがもらえる
マイナポイントって制度の名前なんです!
のっけからややこしいマイナポイントについて学んでいきましょう!
全然難しくないですし、家族多い方は特にやっておいた方がお得です。
我が家は5人家族なので25000円分ゲットする予定です!
Contents
マイナポイントの概要
マイナンバー界隈の複雑な用語について…
マイナンバーってそもそもネーミングセンスがイマイチですよね。
私のマイナンバー、あなたのマイナンバー…っておかしくない?
今回のマイナポイントも、まるで新たなポイントが出てくるような誤解を与えかねないです。
ついでに後述する『マイナポイント予約』『マイナポイント申込み』という似た用語まであります。
一応整理だけしておきます。
・マイナンバー:個人識別番号のこと
・マイナポイント:消費促進のための制度の名前
・マイナポイント予約:マイナンバーカードから作られる『マイキーID』を発行すること
・マイナポイント申込み:マイキーIDと決済サービスを連携すること
整理してもややこしいですが、この記事後半の手順に沿ってやればできますので。
マイナポイントをもう少し詳しく知ろう
マイナポイント創設の目的は以下の3つです。
・消費の活性化
・マイナンバーカードの普及促進
・官民キャッシュレス決済基盤の構築
感染症での消費活性化と、マイナンバーおよびキャッシュレスを普及しようという目的で税金をばら撒く制度です。
これでどれほどマイナンバーとキャッシュレスが進むのか?
あまり進まない気がしないでもないですが、せっかく税金がばら撒かれるので拾いましょう。
マイナポイントの期間について
マイナポイントの実施期間は2020年9月1日~2021年3月31日までの6カ月間です。
6か月間で2万円分使うと5000円バックということです。
期間としては十分長く、無理に2万円使わずとも自然につかえそうです。
ちなみにマイナポイントの予約・申込みはすでにできます。
ただしマイナポイントの25%ポイントバックは9月からなので注意です。
マイナポイントはキャッシュレス決済と紐づけるともらえる
理解してしまえばなんてことないマイナポイントです。
マイナポイントと楽天のクレジットカードを紐づける場合、楽天カード利用することによって楽天スーパーポイントが25%もらえます。
つまりマイナポイントというものが貰えるわけではなく、紐づけたキャッシュレス決済のポイントとして貰えるということです。
自分がもっとも使いやすいキャッシュレス決済を選択して登録しておけば、普通に買い物で使うだけで25%ポイントバックされます。
もちろん楽天カードだけではなく、他にも多くのキャッシュレス決済が利用対象になっています。
だいたいメジャーなものは入っていますし、聞いたことないようなものまで…。
- 〇〇〇Pay系
- SUICAなど交通系
- デビットカードやクレジットカード
- その他もろもろ…
対象のキャッシュレスが知りたい方は総務省のホームページをご確認ください。
※1人1つしか登録はできません。
マイナポイントで1人5000円もらえる
マイナポイントは1人につき上限5000円もらえます。
ただ単にもらえるわけではなく、購入額の25%がポイント還元されるということです。
期間中に2万円分購入すると上限5000円もらえるということですね!
5000円だけじゃない、追加ポイントキャンペーン
これから始まるマイナポイントですが、既に各キャッシュレス決済の事業者は追加ポイントのキャンペーンを打ち始めました。
マイナポイントの登録は1人1つしかできないので、各社ここぞとばかりに新規顧客獲得に動いています。
その結果、マイナポイントとしてもらえる上限5000円の他に、独自で1000ポイント前後を付与する事業者がでてきました。
以下は一例です。
【メルペイ:最大6000ポイント】
・マイナポイントとして5000ポイント
・独自のキャンペーン1000ポイント
【waon:最大7000ポイント】
・マイナポイントとして5000ポイント
・独自のキャンペーン2000ポイント
今後各社のキャンペーンは追加・変更される可能性があるので、アンテナ張って高還元率のものを登録したいですね。
子どもの分はもらえるか?
未成年でももらえる?
子どもでも0歳からもらえます!
ただし、子どもの年齢によって親がもらうか子がもらうかが変わります。
15歳未満の子どもの分は親がもらえる
私にも15歳未満の子がいるので、真っ先に子どものマイナポイントがどうなるか調べました!
15歳未満の子どもの分は親(法定代理人)がもらえるというのが結論です。
子どもの分も親名義の決済サービスで登録できます。
ただし、親の分と子どもの分は同じ決済サービスは利用できないので、別の決済サービスに分ける必要があるとのことです。
以下、総務省ホームページからの引用です。
Q.子どものマイナポイントの予約・申込はどうすれば良いか。
A.15歳未満の未成年者の方の予約・申込については、法定代理人が行うことができます。
15歳以上の未成年者の方の予約・申込については、やむを得ない場合には、本人に代わり法定代理人が手続を行うことができますが、特段の理由がなければ本人にて手続を行ってください。やむを得ず法定代理人が手続を行う場合も、原則として本人同席のもと手続を行ってください。Q.子どものマイナポイントは誰の決済サービスで申込めば良いか。
A.規約上、本人名義のキャッシュレス決済サービスへのマイナポイント付与を本人が申し込む必要がありますが、未成年者のマイナポイントについては、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申込みすることができます。
ただし、この場合、同じキャッシュレス決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできないため、法定代理人名義の異なるキャッシュレス決済サービスを選択する必要があります。引用元:総務省ホームページQ&A
15歳以上は自分で申込みして自分で使おう
15歳の誕生日を迎えた方は自分でもらってみましょう!
親に渡す必要ないです!!
良い勉強の機会だと思って、自分名義のポイントを作ったりして、自分でマイナポイントの予約・申込みをして自分で使いましょう!
親は15歳以上の子のマイナポイントをもらっちゃだめですよ~
マイナンバーを取ることによるデメリット
マイナンバーの普及がなかなか進みません。
今までマイナンバーなくて困ったことないのに、何に使うの?と…。
さらにはデメリットがあるからですね。
マイナンバー申請が面倒
全部オンラインで済ませられればいいんですが、今現在はそうなっていません。
一応申請はオンラインでできます。
でも受け取りは役所での対面受け取り、平日昼間に出向く必要があります。
運転免許証に健康保険証…カード多すぎる
運転免許証に健康保険証、クレジットカード、各種ポイントカード、キャッシュカード…とにかくカードが多い。
加えて用途のないマイナンバーカードを作らないといけないなんて!
そりゃ普及しませんよね。
でも今後一本化する話は政府が進めているようです。
いつになることやら。
個人資産がバレる?!
マイナンバーに銀行口座や証券口座が紐づけされ、個人の財産が丸わかりになってしまいます。
もし『持っている資産に税金をかける!』なんてことに、ならないと思いますが、なった場合は資産が一目瞭然なので、しっかり税金取られてしまいますね。
タンス預金はリスキーなのでできませんっ。
でも脱税防止という意味では個人資産が国や行政に把握されるというのはいい制度かもですね。
マイナンバーを取ることによるメリット
そんなマイナンバーですが、(悔しいかな)メリットもしっかりあります。
コンビニで住民票などが入手できる
最近知ったんですが、マイナンバーのもっとも便利な使い方としてコンビニでの各種証明書が入手できるという点があります。
住民票や印鑑証明書など、平日の昼間に各市区町村役場へ行かなくとも、コンビニで曜日問わずにその場で発行できるのはかなり便利ですね!
曜日問わずですが、時間は6:30~23:00です。十分ですね。
大手のコンビニなら概ね対応しています。
マルチコピー機の行政サービスを選択すれば発行が可能です。
ついでに、若干役所で発行するより手数料が安い場合があります。(地域によります)
本人確認書類が楽
最近は銀行や証券会社をwebで口座開設するのが当たり前になってきましたね。
そんなときに必ずと言っていいほど本人確認書類が求められます。
ふるさと納税のワンストップ特例申請なんかでも本人確認書類が必要だったりします。
昔は免許証でよかったのですが、最近だとマイナンバーが求められます。
通知カードしかない場合、もう一つ追加で証明書する書類が必要となり、通知カード+免許証などと、2つ準備する必要がある場合が少なくないです。
こういう場合もマイナンバーだと1つだけでいいので、証明書をアップロードしたり郵送したりする際は楽でいいです。
青色申告する方は電子申告で控除額アップ
関係する方は少ないかもしれませんが、青色確定申告する方にメリットがあります。
自営業などで確定申告をする方は、電子申告をするときにマイナンバーが便利に働きます。
マイナンバーがあると確定申告で電子申告e-Taxが可能になります。
これまで青色申告特別控除額が65万円、基礎控除額が38万円でした。
この控除額が令和2年分より以下に変更になります。
・青色申告特別控除65万円→55万円
・基礎控除額38万円→45万円
しかし、電子申告を行うと青色申告特別控除が65万円に据え置かれるため、節税ができます!
※マイナンバーがなくても税務署いけば電子申告できます。マイナンバーがあると楽。
マイナポイント
マイナンバーの最大のメリットがここでやってきました!
本記事のメインのマイナポイントですね。
これを逃す手はありません。
運転免許証の機能が盛り込まれるかも
政府ではマイナンバーに運転免許証の機能を盛り込む案が審議中です。
今後免許証や保険証など一本化していくのでしょう。
クレカに運転免許証に保険証、各店舗のポイントカードとレシート…財布の中は毎日お祭り騒ぎです。
最近ようやくキャッシュレスの波がきてスマホケースにクレカと免許証を入れて、財布レスが実現してきたのがとってもうれしい!
『マイナンバーで免許証、保険証の一本化』もいいですが、どうせならスマホに全部入らないですかね?
マイナンバー申請方法
まずマイナンバーを持っていない方は申請しましょう!
- 郵送された通知カードについている個人番号カード交付申請書を準備する
- スマホのカメラで交付申請書のQRコードを読み取り、申請書のWebサイトにアクセスしてメールアドレスを登録する
- メールアドレスに送付されるWebサイトにアクセスし、スマホのカメラで顔写真を登録する
- 生年月日など必要な情報を入力し、申請する
- 交付通知書がはがきで届いたら、はがきに従い交付場所で受け取る
※上記交付申請書を紛失した場合は総務省のホームページを参照してください。
※パソコンや郵送でも申請可能です。詳しくは総務省のホームページを参照してください。
マイナンバーの受け取りは、本人立ち会いが必須なので、小さなお子様のマイナンバーを受け取るときはお子様も一緒に交付場所へ行く必要があります。
マイナポイントゲットまで
マイナンバーが入手できたら、マイナポイント予約、申込みをしましょう!
予約ってなに…と思ったかもしれません…わかりにくいですね。
『マイキーIDというものを発行すること』をマイナポイント予約というらしいです。
スマホのマイナポイントのアプリから予約(マイキーIDの発行)・申込みすることができます。
マイナポイント
総務省自治行政局無料posted withアプリーチ
その他マイナポイント予約・申込み方法
ビックカメラやイオンでは、各関連決済サービスとの紐づけに限り、各店舗でマイナポイントの予約と申込みを同時にできるみたいです。
waonならマイナポイント5000ポイントに追加で2000ポイントも入るし、手続きも楽なのでオススメです。
疑問:子どものマイナンバーの写真って成長したら顔変わるけど…どうなるの?
子どもが産まれたら住民票記載の住所にマイナンバー通知カードが届きます。
通知カードが届いたらマイナンバーカードが作れます。
0歳の写真でマイナンバーカードって…。顔変わっちゃいますよね…。
20歳未満の場合、マイナンバーカードは5年毎に更新(発行から5回目の誕生日までに更新)だそうです。
ちなみに20歳以上の場合は、10年毎に更新です。
まとめ
マイナポイントのいろはをまとめてみました。
自分でもよく理解ができたので、我が家はしっかり5人分のマイナポイント+各個別のポイントアップを駆使してしっかりポイントをいただきたいと思います!
皆さんも税金がばら撒かれる(払ったものが戻ってくる)ので掴みそびれないようにしっかりチェックしましょう~。
ではまた!