内向型って疲れやすいっていうけど少しでも楽になる対策はないのかな?
集中しているときに話しかけられたくない。
こんにちは。
内向型の人はこういったことを日々思っていませんか?
・それほど動いているわけでもないのに疲れる…。
・仕事は忙しいのになんか集中できなくて辛い…。
・皆は集中できているのに、自分はなんで集中力が無いんだろう…。
それはもしかしたらマルチタスクが原因かもしれません。
そして、こんな人に憧れませんか?
・他人に話しかけられてもすぐに応じて、終われば自分の業務にすぐ戻る人
・複数の部下に瞬時に的確に指示を出す人
・電話に対応しても平気な人
・メールをすぐ返信してくる人
他の人は何の苦もなくできているのになんで自分はできないんだろう…と落ち込んでいました。
でも内向型の人はタスクのスイッチの切り替えが苦手なので仕方のないことなんです。
それに引き換え、内向型はひとたび集中してしまえば高い集中力を持続させることができることができます。
この記事では内向型の人向けに、マルチタスクをしない方が良い理由と、マルチタスクをしないための工夫を説明します。
Contents
マルチタスクは生産性を著しく低下させる
マルチタスクとは
マルチタスクによる生産性低下は最大で40%にもなると、ロンドン大学精神医学学科のチームが発表しています。
マルチタスクって言葉はコンピューターが同時に複数のタスクをこなすことを言います。
人間も、会議中にパソコンで別の仕事をしたり、複数の仕事を同時に進めたりしますよね。
右脳と左脳で別のことを考えたりできればマルチタスクもできると思うんですが、実際は一つのことを考えていたら他のことって考えられないですよね。
つまり、考える必要のあるタスクだったら、マルチタスクって不可能なんです。
例えば「会議中に自分のパソコンで別の仕事をしている状態」、これは完全に「別の仕事」の方に意識がいっていますよね。
会議で意見しない場合は意識を会議に集中させて発言するなどしなければならないんです。
マルチタスクは「シングルタスクのスイッチ切り替えを高頻度で行うこと」と言い換えられます。
外向型と内向型のマルチタスクによる感度の違い
仕事に集中しているときに話掛けられても電話に出ても平気な人っていますよね。
主に外向型の人です。
そんな人はオープンなオフィスが向いています。
内向型の人はこの「スイッチの切り替え」を特に苦手としています。
なぜなら内向型の人はスイッチの切り替えにエネルギーを大量に消費するからです。
スイッチ切り替えをしているとエネルギー切れになりやすく、マルチタスクはスイッチ切り替えを頻繁に行うため、あっという間にエネルギーが枯渇します。
内向型の人はマルチタスクにならないよう特に自分を管理する必要があります。
内向型の人はマルチタスクで消耗する
やることが多すぎると思考停止する
一つの事に集中することを得意とする内向型の人ですが、会社は人の都合なんて考慮してくれません。
いつだって複数の仕事を抱えている状態じゃないでしょうか?
内向型の人は仕事を多く抱えると、「仕事を多く抱えている」という状態がプレッシャーとなります。
一つのことに集中しようと思っても別のタスクが気になって集中できない状態が続いてしまいます。
人に話掛けられると集中力が切れて戻らない
例えばパソコンに集中して向かっているときに以下のようなことがあると、生産性が著しく低下してしまいます。
・上司に頼みごとをされる
・電話が掛かってくる
・メールが気になって頻繁にチェックする
高い集中状態を維持することを得意とする内向型の人ですが、ひとたび集中力が切れてしまうと、元の高集中状態へ戻るためには多くのエネルギーと時間が必要になってしまいます。
マルチタスクをしないための対策
やることは紙などに書き出して頭から取り除く
複数のやることがある場合は、内向型の人の頭の中でやるべき仕事がぐるぐると回って上手く整理できていない状態です。
この状態では物事に集中しようと思っても別のことが気になってしまって集中できない状態になってしまいます。
こんなときの対策として有効なのが、やるべきタスクを頭の中から外へ出してしまうことです。
紙やパソコンのメモ帳でもいいですが、タスクを書き出すことが有効です。
これをすることで頭の中の整理ができ、今やるべきことに集中することができるようになります。
簡単なタスクから取り掛かる
一方でタスクの量が多いと不安になるのも内向型の人の特徴です。
タスクが多い状態からの脱却を早めにすることで、脳の疲れを抑制することができます。
具体的な方法は、簡単なタスクをさっさと処理してしまうことです。
タスクの中には5分とか10分でできることがあると思います。
簡単に終わるのであればそれらを先にやってタスクの項目数を減らしましょう。
邪魔が入らない環境を作る
これが一番大切かもしれません。
せっかく集中しているのに一度話しかけられたり電話が来たりすると集中力が途切れます。
加えて内向型の人は元の集中状態に戻すには数時間を要することもよくあります。
仕事をやる環境作りをしましょう。
具体的には以下です。
・個室を確保する
・電話やチャットソフトは切っておく
・メールは決まった時間に見る
個室の確保ができれば一番いいですね。
僕はサラリーマン時代に個室を求めて広い会議室の予約をして一人で使っていたりしましたね。
食堂や休憩スペースで仕事をするという手もいいですよ。
電話やチャットソフトが導入されている場合はチャットも、オフラインにしておいた方がいいです。
そもそも電話とか僕は嫌いなので、なるべく取らない、携帯は電源切っておく、ということをよくしていました。
「こいついつも繋がらないな」と思わせれば勝ちです。
メールチェックは時間を決めて行いましょう。
とはいえ、朝イチのメールチェックはオススメしません。
朝イチは最も効率よく頭が回る時間帯なので、クリエイティブな仕事を行いましょう。
できれば朝イチは会議も入れたくないですね。
マルチタスクが可能なケース
マルチタスクがいつどんなときも悪いかというと、そうでもないときがあります。
例えば以下のようなマルチタスクは、どちらのタスクにも悪影響なく実施することができます。
・音楽を聴きながらランニングをする
・食事をしながら会話をする
・歯磨きしながらテレビを見る
・歩きながらスマホで話す
片方のタスクが無意識に自動的にこなせるものであれば、マルチタスクが可能です。
ランニングや歯磨きなど、意識しなくても体を動かすことができることは積極的にマルチタスクを取り入れれば時間の有効活用ができます。
【まとめ】シングルタスクを意識しないとマルチタスクになるので注意
内向型の人にとってタスクの切り替えはとても苦手で、集中状態にもっていくまで時間とエネルギーを必要とします。
マルチタスクはやらない方がいいですが、邪魔をしてくる上司や同僚、電話などがありますので、遠ざけて集中できる環境作りを工夫して行ってください。
ではまた!