内向型/HSS/HSP

内向型の人間がやってしまうと損をする「5つの生き方」を紹介します

生きづらい世の中だな・・・。内向型の強みを活かして自分に自信を付けたいけどどうすればいいんだろう?そもそも内向型にも生きやすい社会があるのかな?

こういった疑問に答えます。

僕は内向型の人間です。ちょっと強めの内向型です。「内向型」を自覚する前までは「外向型の生き方」の価値観で生きていました。

当然それでは心のバランスが悪くなり、危うく精神に支障をところでした。しかし、自分が内向的な人間であることの自覚をしてから、自分を許容でき、自分に自信を持つことができ、人生が好転してきました。その流れで10年努めた「ややホワイトな大企業のサラリーマン」の肩書を捨て、フリーランスとして生きる決意ができました。

これまでの僕の経験を活かし、内向型を自覚する前に陥っていた「やってはいけない生き方」にフォーカスし、「やってしまうと損をする5つの生き方」を紹介します。

数分で読める内容なので、気軽に流し読みしてください。

外向型の価値観を当たり前と考える生き方

外向型の人の価値観が全てと考えるのは最もやってはいけないNG行動です。外向型の人の価値観とは学校教育や社会人として一般的に好まれる「明るくハキハキした人」「積極的なコミュニケーションが大事」といった「フレッシュマンのイメージ」のような浅はかな価値観です。

「内向型」という特性は生まれながらに備わった気質であり、外向型の価値観に合わせると何事も上手くいかず、自分がダメな人間であると「錯覚」するからです。

ベースのテンションが高い人っていますよね。僕もそうですが内向型はベースのテンションは高くない人が多いです。でも朝会社に行くとなるべく高いテンションで挨拶する方がいいという価値観が萬栄しています。というか僕の勤めていた会社では推奨されていました。だから僕も頑張って挨拶していましたが、それだけで消耗するんですよね。HP20%減から朝が始まるので辛いですよね。

また、世間≒外向的な人はできるだけ顔を付き合わせたコミュニケーションを求めてきますが、これもできるだけやってはいけません。
内向型の人は考えてから話を始めるタイプが多いです。一方、外向型の人は話しながら考える技を持っています。顔を突き合わせてリアルタイムで議論を行うと、だいたい言い負かされて、無駄な仕事を押し付けられたり不利な条件になったりしがちです。

僕もサラリーマン時代、ちょっとした雑務を誰がやるかという話をグループミーティングで行う際、口が達者な人はもっともらしい言い訳を言って僕のところに雑務を投げてきます。言い返せず受け取ってしまうのですが、後から言いたいことが山ほど出るけど、時すでに遅し、という経験を何度もしてきました。

外向型の人の価値観・フィールドに入って戦うことはできる限り避けながら生きていきましょう。

内向型の自分ではダメだと間違った向上心を持つ生き方

向上心を持つことはとても良いことだと思いますが、間違った方に考えがちなのが内向型の人です。憧れてしまうかもしれませんが外向的な人間を目指してはいけません。

なぜなら生まれ持った気質である内向型の性格は容易には変えられず、外向型を目指すと大半は道半ばで心が病んでしまうからです。

僕は元来考えてから行動するタイプですが、考えすぎてしまい仕事が遅くなり、業務遂行が滞ることが多々ありました。

仕事が進まないものだから、なるべく考えずに「まず行動、行動しながら考える」を優先して、考える前に人に聞いたり、メールやチャットではなく直接話しかけに行ったりしていました。外向型の人の行動を真似たわけですね。

ところが内向型の人はその場ですぐに取り繕うということが得意ではないため話が十分できずに誤解を与えたり、あるいは怒りを買うこともありました。

仕事がなかなか進まないようなことがあっても、焦らず自分のペースでやらないとまともな仕事は出来ないことに気付きました。ゆっくりでも落ち着いてやれば命中率が高いので他に遅れを取ることもあまりないです。もしそれでも遅いと怒られたり満足に仕事が進められないのであれば、それは外向型の人を目指すのではなく業務や会社を変えることが近道というサインです。

間違っても外向型の人の仕事のやり方を真似してはいけません。

マルチタスクをする生き方

内向型の人はマルチタスクをしてはいけません。

なぜなら内向型の人は、頭の切り替えに時間が掛かるという特徴があるためです。この特徴は悪いことではなく、集中力高まるまでに時間が掛かるのと引き換えに高い集中力を維持する力を備えています。

サラリーマンしていると、集中して作業しているときに、急ぎでもないのに話しかけてきたり電話してきたりする人がいます(当たり前なのかもしれませんが…)。内向型の人の多くは人との衝突を嫌うので話に乗ってしまい、先にしていた作業に対する集中が切れてしまいます。

外向型の人なら話し終わった後すぐに集中状態になれますが、内向型の人はそうもいきません。僕の場合だと話しかけられた内容がずっと頭に残り、早くとも15分は元の作業に戻ることができず、話した内容がミスの指摘とかだったりする場合は数日間まともに仕事ができなくなったりします。

ちょっと話が逸れましたが、マルチタスクをして仕事の切り替え回数が多くなるほど集中力が欠如する時間が増え、結果として生産性が下がることになります。
内向型の人はマルチタスクはやめましょう。

周りに合わせる・周りを気にする生き方

周りの行動に合わせたり、周りの空気を読んで「自分の意に反する行動」をしてはいけません。

現代の合理的な社会や習慣・文化は、より人数の多い外向型の人向けに設計せれたものが殆どです。内向型には向かないものもあるでしょう。無理に合わせると心が疲れ、生産性が下がります。

毎年年末になると忘年会に行く行かないの議論がネット界隈で盛んに行われていますね。自分は内向型でマイノリティな存在だと気づく前は、忘年会とか会社のBBQとか、上の立場の人以外は我慢して参加しているのだと思っていました。ところが聞いてみると大方楽しんでさんかしているということを知り、衝撃を受けたことがあります。

皆参加するんだから参加しなきゃとか考えて嫌々参加するなど、周りに合わせることはやめましょう。参加しなくても皆意外と気にしていないし気付かないです。現状維持に甘んじず、変化する勇気を持ちましょう。

転職や異動願いを「苦手な環境から逃げる」と考える生き方

どうしても仕事が合わないときは職場を変えるなり転職するなりを考えましょう。これは逃げでは無いです。新たな環境への挑戦です。

新たな環境への変化に対して外向型の人は意外と嫌がって現状維持を好むものです。内向型の人は不安もありながら新規開拓することを得意とする特徴を持っている場合が多くあります。今の職場が合わないなら新天地へ移動は、逃げではなく挑戦と言うべきです。

僕が会社員時代に上司と衝突して会社を辞めるとき、有難いことに周りの信頼をおける人達は辞めないよう説得してくれたりしました。ただ、説得の理屈は「逃げなんてよくない、戦え」といった趣旨の説得も多くありました。個人的には逃げではなく新しい生き方への挑戦をする良い機会と案外ポジティブに考えていたので周りの反応は意外でした。

繰り返しになりますが逃げではなく挑戦なので、周りの意見に流されず自分と向き合ってみてください。自ずと答えは見えると思います。

まとめ

以上、途中で内向型であることに気付いた僕の経験談から、内向型の生き方の戦略を紹介しました。

同じ境遇の方の少しでも力になれたらと思います。

ではまた!