金投資についてどうお考えでしょうか?
と考えがちです。
本記事では金投資の魅力と有用性について解説します。
- 金融緩和で通貨の価値が下がる
- 相対的に金価格が上がる
- 米国株投資では下落リスク/為替リスクのヘッジとして使える
Contents
金価格は上昇傾向
金投資は敬遠されがち
金投資って若い人ほど魅力を感じにくいようです。
昔だったら富の象徴のようなイメージを持っていますが、多様化した価値観の中では宝石とか金にあまり魅力は感じないという人も多いはず。
僕も(若くはないけど)金のアクセサリーなど装飾物にはあまり見た目的には魅力を感じないんですよね。
工業的には低抵抗だし安定な金属なので重宝するのはわかりますが、技術革新が進んでいくと高価な金を代替する物質が開発されるんじゃないか?とも思ったり。
そう考えていたのはもう10年ほど前で、結局これまで金投資はやってきませんでした。
金価格は最近上昇してきている
ところがいつまで経っても、相変わらず金の工業的な価値は衰えることもなく、中国をはじめとした新興国の需要増もあって価値は減るどころか増えている。
一方で供給は限られている。
2020年7月現在、価格は2019年から上昇傾向で最高値を試しにいっています。
金価格は今後どうなる?2つの影響因子
今後金相場はどうなるでしょう?
と聞こえてきそうですが、今は結構分かりやすい相場です!
世界の金融緩和が金価格を上昇させる
世の中は空前の金融緩和でお金が市場にばら撒かれています。
市場のお金が増えると相対的に通貨価値が下がる=インフレ気味になります。
インフレには現物を!ということで、株や金などへの投資が活発になるのは目に見えていますね。
米国政策金利低下が金価格を上昇させる
もう一つの金価格上昇の追い風が米国政策金利です。
FRB(米国連邦準備制度理事会)はコロナショックでゼロ金利政策を発動しました。
米国国債を買ってもほとんど増えません。
金はもともと利息や配当はありませんが、国債もさほど増えないので、相対的に金への投資がしやすくなったということです。
有事の金としての役割
金は超安全資産です。
有事の金と言われるぐらいなので、株価下落のときには金価格は上昇することもあります。
以下はコロナショック前の金価格(ローソク足)とS&P500(赤ライン)の比較です。
とはいえ、コロナショックによる株価下落局面では金価格も同時に下落しているので、必ずしも株価と逆相関というわけではないみたいです。
このときは特殊な状況で、追証に対するドル不足懸念によりドル買い加速、現金化加速があったために金も売られたと推測されます。
それでもS&P500は直前の高値から下値まで35.4%下落に対して金価格は14.8%下落に留まり、底堅さをあらわにしました。
金の底堅さが見られます。
コロナショックを除けば、概ね株価とは逆相関を示しているので、米国株投資のヘッジとして金は非常に有用です。
為替のリスクヘッジとして機能する
円建てで投資をする人限定の金投資メリットがあります!
それが米国株投資時の為替リスクヘッジとして金投資が使えることです。
中期的には円高になると金価格は上昇傾向にあり、株価下落局面では金買い・円買いがされます。
円を買って為替ヘッジしてもいいですが、金価格の上昇トレンドは始まっているので、乗っからない手はありません。
金を買うには
実際に金投資を始めようと思った場合、投資先はいくつかあります。
- 金現物
- 金ETF
- 金鉱山
まとめ:金投資
- 世界的な量的緩和で世界同時通貨安の様相で金価格は上がる可能性が高い
- 米国を始め世界的にゼロ金利なので金投資の魅力が相対的に上がっている
- 金は株価と逆相関の特徴を持っているので株価下落時のヘッジとして使える
- ドル円と正相関の特徴を持っているので円高時のヘッジとして使える
円建てで米国株投資をしているのであれば、金を買うことで為替リスクヘッジと金の値上がりを同時に狙うことができます。
中・長期的には金は上昇するんじゃないかと考えています。
金は利息や配当がないので、投資対象としての魅力は他の株とかと比べるとイマイチかもしれませんね。
米国が数年後に政策金利を上げる動きが出だしたら、少しポジションを見直してもいいかもしれません。
ではまた!